1. 歯と心臓の意外な関係
今日は、私が体験して実感した「心臓と歯は密接に繋がっている」というお話です。
心疾患を持つ人にとって、歯周病や虫歯はただの口内トラブルではありません。特に注意したいのが「感染性心内膜炎」という病気です。これは、血液に入った細菌が心臓の内膜や弁膜に付着して炎症を起こす病気で、人工弁を入れている人や免疫力が低下している人はリスクが格段に高くなります。放置すれば心不全や塞栓症、最悪の場合は命に関わることもあると、私は手術前に主治医から何度も言われました。
2. 歯医者に行かなかった私
でも正直なところ、当時の私は10年以上も歯医者に行っていませんでした。苦笑
理由は単純で、
- 歯医者は高い
- 何回も通うのが面倒
- 忙しくて時間が取れない
- 自分では虫歯がないと思っていた
というものです。でも、人工弁を入れる前に病院の歯科でチェックとクリーニングを受けるよう指示され、そこでようやく「これは命に関わる話なんだ」と気づきました。心疾患を持つ人にとって、歯周病や虫歯は命取りになる可能性があるのです。
3. 主治医からの具体的指導
そのとき、主治医からは具体的に三つのことを指示されました。
1.歯磨きは必ず毎日すること
2.フロスも必ず使うこと
3.定期的に歯医者でケアしてもらうこと
人工弁手術前には、同じ病院内の歯科で念入りにクリーニングしてもらうことも指示されました。

「歯のケアは命に直結する」ということを、心の底から刻み込みました。
4. 現在の私の歯ケア習慣
それからというもの、どんなに忙しくても3ヶ月に一度は歯医者でクリーニングを受けています。近所の歯医者ですが、費用は大体3,000円ほど。毎回帰りに次の予約を入れて、習慣化しています。
もちろん日々の歯磨きとフロスも欠かしません。そのおかげで、私の歯は健康そのもの。硬いものも、美味しいものも、心配なく食べられます。体の健康だけでなく、食べる楽しみも守れるのは大きなメリットです。
5. 歯は「命の入り口」
心疾患を持つ人だけでなく、誰にとっても歯の健康は大切です。長生きしても、歯が弱ってしまうと食べたいものが食べられなくなる。それだけで生活の質が大きく変わってしまいます。
私が経験から強く伝えたいのは、歯は命を守る入り口でもあるということ。忙しくても面倒でも、定期的な歯科通いと日々のケアは絶対に怠らないでください。

みなさんも、どうか自分の歯、大事にしてくださいね!



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