低気圧と心臓。わたしの体が天気に左右される理由

持病と暮らす健康生活

最近、「頭つーる」というアプリを入れて、気圧の変化をチェックするようになりました。
ある日、アプリが「急降下注意!」と表示されたとき、まさにその通り。
朝から胸がざわついて、息が浅く、頭も重く感じました。

「低気圧が来ると、心臓も調子が悪くなる」──そう感じるようになったのはここ数年。
最初は偶然だと思っていましたが、調べるうちに「ちゃんと理由がある」ことがわかりました。


低気圧と心疾患の関係(医学的なしくみ)

気圧が下がると、体の中ではいくつかの変化が起こります。
まず、空気中の酸素濃度がわずかに低下し、血管が拡張します。
その結果、血圧や心拍数が不安定になり、心臓に負担がかかるのです。

ばたこ
ばたこ

自律神経も関係しているのかな。

主治医
主治医

心疾患を持つ人は、もともと血流のコントロールが繊細。
そこに気圧変化が加わることで、息切れ・動悸・倦怠感が出やすくなります。

また、低気圧の影響で自律神経のバランスも崩れます。
交感神経(興奮)と副交感神経(リラックス)の切り替えが乱れ、
頭痛やめまい、気分の落ち込みを引き起こすこともあります。

ばたこ
ばたこ

心疾患を持つ人にとって気圧の変化は、
「血流+神経のダブルパンチ」なんですね。


わたしの場合の“気圧トリガー”

私自身、低気圧の日は特に体が敏感になります。
お酒を飲んだあとトイレで意識を失ったり、
生理中にシャワーを浴びていて急に倒れたり。

首まわりをマッサージしてもらっている最中に、
冷や汗・めまい・吐き気から血圧が急低下して意識を失ったこともありました。
医師からは「迷走神経反射ですね」と言われました。


迷走神経反射と心臓のつながり

迷走神経は、心臓・血管・消化器などをつなぐ自律神経の要。
何かの刺激でこの神経が過剰に働くと、
一気に血圧と心拍数が下がり、一時的に脳への血流が減ることで気を失うことがあります。

心疾患がある人は、もともと循環が不安定なので、
この反射が起きやすく、回復にも時間がかかることがあります。
つまり、「低気圧×迷走神経反射」の組み合わせは要注意なんです。


わたしの対策

・天気アプリで気圧をチェックして、無理しない
・低気圧の前後は早寝・早起き・深呼吸
・首を締める服やマッサージを避ける
・水分と塩分を少し多めにとる

気圧はコントロールできないけど、
「気圧に負けない準備」はできる。


さいごに

心疾患を持っていると、体調の波に敏感になります。
でも、こうして原因を知っておくだけで、
不安が少し軽くなりました。

天気に左右される日もあるけれど、
その分、自分の体の声を丁寧に聞けるようになった気がします。

今日も、空を見上げて深呼吸。
「よし、今日も無理せずいこう」──それが、私の新しい合言葉です。

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